「美人、キャリア、アラフォーは三重苦!?」頑張ってきたものが認められないならどうしろってんだい!?女の成功と男のプライドがぶつかり合う婚活フィールド(バリキャリ女編)
ご無沙汰しております。
長らく離れてしまいましたが、なんとか生きております。
いきつけのスタバで横におかけになったイケメンガイの薬指がことごとく光っていて、大変遺憾ですなう。
お久しぶりです、桃子です。
最近はご存知のとおり妖怪蛸壺から男選びをしていたのを一旦やめ、
ようやく穏やかな男性に惹かれ始めているこの頃でございます
研究という名のおデートしてたんですど、
落ち着きましたわ。
私の近況報告もちょっと横に置いといて。先々週から始まりました、中谷美紀さん主演「結婚できないんじゃなくて、しないんです」。
皆様ご覧になっているでしょうか。
私?見ないはずないですよね(笑)
中谷美紀さん演じる橘みやびは、
美容皮膚科の開業医、地位も名誉も美貌も兼ね備え、都内の高級マンションに可愛い犬と暮らす39歳、独身。
同窓会を機に、婚活を始めることを決意。それをきっかけに高校時代に好きだった同級生の桜井と再会し、恋愛本でモテテクを駆使し桜井を落とそうとするが「友達でいたい」とフラれてしまう。藤木直人演じる自称恋愛マスターの(?)飲食店の店主に「お前のモテテクは間違っている」と言われ、この店主から理想の男を落とす方法を教わることになる…。
と、第1話はここまで。原作は水野敬也の「スパルタ婚活塾」。原作はまだ読んでいないんだけど、たぶん先は予想通りなんだろう。
ドラマみて痛感したのは、やっぱり「女は仕事での成功と、女としての成功」が
ぶったぎられているなっていうこと。
ドラマのなかで結婚したことの利点はなにかと問われた主人公のママがこう言う。
「結婚してよかったことは、世間からの余計な詮索をされずに済むこと。
この人結婚できないなにか欠陥があるんじゃないか。
そういうのを受けなくてすむから。いいわよ結婚」
…ほほう
世間からの無言の批判を受けずに済むように結婚するのね。
まあそのあとに「辛い時にこんな私のそばにいてくれる人がいるっていうのが幸せ」とフォローが入るのですけどね。
まあね、このママさんのお言葉も正直なとこなんだろうなって思うんですけどねーー。
50年ほど前は皆婚社会で、猫も杓子も結婚した時代。
それは、結婚によって家の存続したり、結婚しないと生きていけないぞっていう生きるための手段だったからってねえ。
現在、結婚は選択するものになったから、本来してもしなくても自由なはずなのに、結婚しないことへの冷ややかな目は依然としてあるのよね。
私も自分のなかにこの冷ややかなものさしの存在を確認することもあるわ。
街コンとかパーティーいって、
「38歳、独身……
婚姻歴はなし?そ、そうなんだぁ」
心の声
(こいつ…人間的に問題があるか、よっぽどのド変態かどっちかだな)
って男の人にだけど、思うもんね。
ある一定の年齢で、収入にも問題なさそうなら、結婚するのが当たり前でしょ?っていう刷り込みがばっちりあるんだろうよ。
すごかったのがドラマのなかの現在の婚活市場のリアル。
・「婚活を始めた35歳以上の女性が2年以内に結婚する可能性は2%」
・「美人で自立していてる39歳より、十人並みの容姿で腰掛け仕事の20代」
・「美人、キャリア、アラフォーは婚活においては恋愛弱者」
……煽るねええ~~~
結婚市場において女性の価値は年齢なのよね。
……露骨ねえ~~~~
中身の成熟度というか、年を重ねるごとに出てくる面白みや大人になったからこそ似合う魅力は無視されてしまうのかと思うと、年を重ねることに希望が持てなくなるではないの…
と、アラサーの仲間入りを果たす私は思いますわいな。
しかし、どうして敬遠されてしまうのか?
仕事も頑張ってきて、気づいたらここまで築きあげたものがあった。
男性なら話は別だと思うのよ。
仕事の成功が、男としての成功につながりやすい。
じゃあ女性はどうしてこうなるのか?
それは、
「怖い」
この一言にすべて集約されているのではないか
うん。
罵詈雑言がマーライオンしているのはわかるが、まあ聞いてくれw
ここで男性の心境を代弁しますとだね
「年収高いんだ…。俺より仕事できるかも…。いやできるんでしょ?
それ俺が仕事で失敗したり、くじけたときに説教とかされるんじゃないの?
それにもし結婚して生活費折半ってなってもなんかのタイミングで俺より多く出して、大きな顔でもされたら…!
そんなんプライドズタボロじゃん…。家帰ったら、天使の笑顔でにこにこ待っててくれるだけでいいんだよなあ。俺の稼いだ金で暮らしてしおらしくしててくれよお…
だってそうじゃないと俺の存在意義ってさ……考えただけで恐ろしい!!
できる女こわいよおおおおおおおおお」
男性はプライド87%、下半身からくる優しさ11%、その他2%で出来ています。
(2016年 Dr.桃子調べ)
「俺が支えてやってる」と思えない。
なんならへこたれた時に
こてんぱんにいてこまされそう
怖い怖いアレルギー発症。
あるあるですな。
モテ本や、婚活についての指南本をみると、男性が望む女性って、
中身より、自分が優位にたてるスペックを結婚相手に望んでいるように見える。
女の成功は、プラスとして見られていないのよねえ。
男性のプライドの前に立ちはだかる大きな壁(しかも見た目 超合金のごりクソ強そうなやつ)になってしまうんですな。
これが婚活市場における指標なんだと思うと、婚活ってなんなんだろなーーー。
女性は女性で年収に目が行きすぎるとか、また別のゆがみがあるけどさ。
私はバリキャリではないけど、
女性の頑張ってきた証を引け目に感じないでくれよーって思うでよ。
しかしまあ、プライドで生きているといっても過言ではない男性諸君に対して、頑張ってきたアピールの仕方だけはくれぐれも気をつけて。これは人間としてね(笑)
私の好きな言葉で
「若さは美しい、しかし美しさは若さではない」
っちゅうのがあってのう。ヘルタースケルターで大森南朋が言うんですけどね。
いろいろ考え直したいもんです。
それでは今日はこのへんで。